ずいぶんと前に試作を作った(そのときの記事)のですが、ずっと放っておいてしまいました。。。
帽子トップのとんがっている部分が少しずつ広がるシルエットと本体へつながった部分のクビレの角度にこだわってみました。
今回、お友だちのベビーにプレゼントしたところ編み方を教えて欲しいとのリクエストがあり、毎回適当に編んでいたのをわかりやすくかぎ針編み初心者の方にも編みやすく整理したものが今回紹介する帽子の編み方になります。
かぎ針で編むどんぐり帽子の編み方
どんぐり帽子のサイズ
深さは約11センチ |
サイズ:3カ月から6か月程度の赤ちゃん向け
写真のものは、深さ11センチ頭周り43センチ程度です。赤ちゃん人形の身長は52cmです。
ベビーの頭のサイズは個人差が大きいので参考までに。
サイズ変更の考え方
サイズ変更はトップの部分の段数(目数)と本体部分の段数を変更することで対応できます。
減らす場合はトップ部分3段までにしてみてください。本体部分も4段目までに。
増やす場合は9目ずつ増やすようになっているので、そのまま増やすのであれば5段目は63目となります。
大きすぎる場合は6目増やすこともできます(1-1-1-1-1-1-1-1-2)x6=60目
本体部分も増やした目の数で5段目まで編んでみて、ちょうどよい長さになるように調整してみてください。
もしくは、毛糸とかぎ針を太く/細くすることで大きい/小さいサイズの帽子にすることができます。
お好みに合わせて変更してみてください、
いるもの
並太毛糸 2色 (各色ともに1玉使わないくらいでできます)
かぎ針 6号
>>グレーとブルーの帽子の形とはダイソーのツイードとセリアのなないろ彩色を使用しています
>>グレーとブルーの帽子の形とはダイソーのツイードとセリアのなないろ彩色を使用しています
出てくる編み方
- わの作り目(鎖編みを輪にしたものではじめても大丈夫)
- 細編み
- 長編み
- 長編みのすじ編み(奥の半目にだけ針をいれる長編み)
- 引抜き編み
- 長編みの段になってからの立ち上がりの鎖は2目。長編み1目と数えずに同じ目に長編みを編んで1目とします。
はじめに
作り目:輪の中に細編み6目編み入れる、つながずに1段目を編み始める。
下の表記では、例えば(1-1-2)x3=(細編みを2目編んだら-次の目に細編みを2目)を3回繰り返すことを表します。
どんぐり帽子のとがっている部分を編みます
1段目から12段目までは細編みで増し目をしながら編んでいきます。段の終わりでは12段目までつながずにぐるぐると続けて編んでいきます。下の表記では、例えば(1-1-2)x3=(細編みを2目編んだら-次の目に細編みを2目)を3回繰り返すことを表します。
- 6
- 6
- 6
- 6
- (1-2)x3=9
- 9
- (1-1-2)x3=12
- 12
- (1-1-1-2)x3=15
- 15
- (1-1-1-1-2)x3=18
- 18
>>作り目から合計30目までは増減なしに編みます。
>>増やす段+同じ目数の段をワンセットとして4回編みます。
>>目数を数えるのが難しい場合はリングなどを使うとよいです。
>>増やす段+同じ目数の段をワンセットとして4回編みます。
>>目数を数えるのが難しい場合はリングなどを使うとよいです。
2段目(作り目から合計12目)編んだところ。 外側に丸まってくるので、糸端が内側になるように編み地を返す。 |
編み地を返したところ。 |
4段目の終わり:繋がずに30目(作り目+4段)編んだところ。 次の6目では増し目をして9目にする。 |
4段目終わり:上から見たところ。 5段目は細編み1目-次の目に細編み2目を繰り返す。 編み終わると9目になる。針を目に入れるのは6回。 |
6段目終わり:9目ある。 7段目では、矢印のところで細編みを2目ずつ編み12目に増やす。 |
8段目終わり:12目ある 9段目では、細編み3目-4目めには細編み2目を繰り返し15目にする。 |
10段目終わり:15目ある 11段目では、細編み4目-5目めに細編み2目を繰り返し18目にする。 |
引き抜き編みでつなぐ |
どんぐり帽子トップ部分を編んでいきます
ここから編みあがりまでは長編みで編み進める。各段ともに初めの長編みの頭に引抜き編みで繋ぎます。
立ち上がりの鎖編みは2目ですが、1目と数えず同じ目に長編みを1目編んで1目めとします。
>>通常通り鎖編み3目で立ち上がって編むと隙間が空いたように見えて気になるので、鎖2目+長編みを同じ目に編み入れるテクニックで目立たないように仕上げています。
>>通常通り鎖編み3目で立ち上がって編むと隙間が空いたように見えて気になるので、鎖2目+長編みを同じ目に編み入れるテクニックで目立たないように仕上げています。
- (1-2)x9=27
- (1-1-2)x9=36
- (1-1-1-2)x9=45
- (1-1-1-1-2)x9=54 新しい色の毛糸を引き出して引き抜き編みでつなぐ。
トップ1段目:鎖編み2目で立ち上がり同じ目に長編み。 これが1目めとなる。 次からは長編み2目-長編み1目を交互に編み27目まで増やす。 |
1段目の終わり:最初の長編みの頭に引き抜き編みでつなぐ。 |
2段目:長編み2目で進んだら、次の目に長編み2目編みいれる |
1:4段目の最後の目。長編みを2目編みいれる前 2:長編み1目編み、次の長編み最後の2つのループをひきぬくときに新しい色の糸を使う 3:新しい色の糸にかわったところ |
本体部分
長編みを5段編みます。
- 54 奥の半目だけを拾って長編み
- 54
- 54
- 54
- 54
引抜き編みで繋いだら糸を切って糸端を処理して完成です。
今までと同じように長編みの頭に引き抜き編みでつなぎ鎖編み2目。 1目めとなる長編みは同じ目の奥の半目に針をいれて編む。 この段ではこの後も奥の半目だけを拾って長編みを編んでいく。 |
手前の半目が残ってラインのように見える |
アレンジしてもっと可愛いどんぐり帽子
小悪魔カラーのどんぐり帽子 |
お花をポイントにつけました |
こちらは色の切り換えのポイントを下側に変えたものです。お花モチーフも着けて、とんがりとトップの境目あたりに長編みの表引き揚げ編みをいれて変化をつけました。
最後の一段では長編みの表引き揚げ編みと通常の長編みを交互に編んでいます。濃いグレーと大人っぽいピンクで。
カッパじゃないよ、イチゴだよ帽子 |
いちごのどんぐり帽子 |
葉っぱの部分 |
いちごちゃんタイプのどんぐり帽子です。とんがっているところの段数を半分に減らしています。
色の切り換えのところで、手前の半目だけを拾って葉っぱを編んであります。
葉っぱの編み方は、赤ちゃん用ティアラの編み方と同じです。
本体部分は葉っぱと同じ段の奥の半目だけを拾って編み始めます。
簡単な模様編みでいちごのツブツブ感を出してみたのですがいかがでしょう?
模様編みは長編みと細編みを交互に編むだけです。次の段では長編みに細編み、細編みに長編みを編むようにします。
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お読みいただきありがとうございました
とってもキュートで可愛いどんぐり帽子を是非編んでみてくださいね。
基本の形はシンプルで簡単ですから、どんどんアレンジを加えてお気に入りの帽子に仕上げてみてください。ファンシーヤーンを使ってモコモコにするアレンジもかわいいんじゃないかなと思ってます。
ベビー向けの手編みのニット帽子は短時間で編めるのでギフトにもおすすめです。可愛いので編んでいるだけで幸せですよ♪
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これからもかぎ針編みの楽しさを伝えるコンテンツ作りをしていきたいです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
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