かぎ針編みのぶらさがりバスケット |
かぎ針編みで作るぶらさげて使うタイプのバスケットの編み方を紹介します。
鳥の巣みたいにぶらさがるバスケットは見た目よりも収納力もあります。
おそらく、我が家ではこのバスケットは毛糸を入れてぶら下げるか、夫の靴下いれになるかだと思います。
Tシャツヤーンとリサイクルサリーヤーンのハンギングバスケット |
素材はTシャツヤーン(ダイソーで購入)とリサイクルサリーリボンを縁編みに使用しています。
リサイクルサリーリボンはサリー(インドやネパールの民族衣装)の生地を製造する過程で捨てられてしまう端っこの部分などをつなぎ合わせて作られている糸のことです。
日本で取扱いしているところは少ないのですが、G+やTwitterで仲良くしていただいている、「Guild -by P.o.D.」さんで購入しました。
リサイクルサリーヤーンやバナナ素材の毛糸など個性派の糸たちが揃っていますので、ぜひご覧になってみてくださいね。創作意欲を刺激されること間違いなしの楽しいショップです。
かぎ針編みのハンギングバスケットの編み方
いるもの
材料:
- Tシャツヤーン(ダイソーで購入したもの) 12玉
- リサイクルサリーリボン 少量
道具:
- かぎ針 10mm
- 目数リング(糸などで印をつけても大丈夫です)
- はさみ
出てくる編み方
- わの作り目
- 鎖編み
- 細編み
- 細編みの減らし目(細編み2目1度)
- メリヤス細編み(下に編み方を紹介します)
- 中長編み
- 長編み
- 引抜き編み
メリヤス細編みの編み方
メリヤス細編みの編み地。 Vの字が連なってニットのように見える。 |
メリヤス細編み(メリこま編み)、英語ではCenter Single Crochet(センターシングルクロッチェ)と呼ばれる変わり細編みの1種です。
この編みかたで編むと、棒針編みのメリヤス編みの編み地に似た感じに編みあがります。
この編みかたで編むと、棒針編みのメリヤス編みの編み地に似た感じに編みあがります。
通常の細編みとは針を入れる場所が異なるだけで、その他の編み方は同じです。
細編みは、前段の細編みの「頭」に針を入れて編みます。
メリヤス細編みは、前段の細編みの「足」(Vの字に見える部分)に針を入れて編みます。
簡単ではありますが、動画を用意しましたので参考にしてください。
それでは、編んでみましょう
バスケットの背面部分を細編みで増やしながら円に編んでいきます。
>>8周目まで目を各段6目ずつ増やしながら編んでいきます。
>>各段の終わりは引抜き編みで繋ぎます。
>>各段の初めは鎖編み1目で立ち上がります。
1周目(作り目のこと)
わの作り目に細編み6目編み入れる(6)
2周目
細編みを2目ずつ編み入れる(12)
3周目
1目おきに細編みを2目編み入れる。(18)
>細編みで1目進んだら、次の細編みには2目を編み入れる
4周目
2目おきに細編みを2目編み入れる。(24)
>細編みで2目進んだら、次の細編みには2目を編み入れる
5周目
3目おきに細編みを2目編み入れる。(30)
>細編みで3目進んだら、次の細編みには2目を編み入れる
6周目
4目おきに細編みを2目編み入れる。(36)
>細編みで4目進んだら、次の細編みには2目を編み入れる
7周目
5目おきに細編みを2目編み入れる。(42)
>細編みで5目進んだら、次の細編みには2目を編み入れる
8周目
5目おきに細編みを2目編み入れる。(48)
>細編みで5目進んだら、次の細編みには2目を編み入れる
バスケットのサイドをメリヤス細編みで増減なく6周編みます
>>ここからの6段は増減なく編みます
>>各周の終わりでは引抜き編みでつながずに続けてぐるぐると編みます
>>各周の初めの目にリングをつけて目数を間違えないようにします
9周目~14周目
メリヤス細編みを増減なく編む。(48)
目を増やしながらメリヤス細編みで1周編みます
>>この周ではメリヤス細編みで目を60目まで増やします(+12)
>>立ち上がりの鎖1目を編みます
>>周の終わりは引抜き編みで繋ぎます
15周目
鎖1目で立ち上がったあと、メリヤス細編みで3目進み、4目めにメリヤス細編みを2目編み入れる。
その後も、【メリ細編み3目-次の目にメリ細編み2目を入れる】を繰り返す。(60)
鎖編みで立ち上がり、同じ目にメリヤス細編みを編むところ |
メリヤス細編み3目で進み、 4目めにメリヤス細編みを2目編み入れたところ |
増減なく中長編みで3周編んでいきます
>>立ち上がりの鎖編みは2目です>>終わりは引抜き編みでつなぎます
16~18周目
鎖2目で立ち上がったあと、同じ目に中長編み、残りの目にも中長編みをそれぞれ編み入れる。
引抜き編みでつなぐ。(60)
>>立ち上がりの鎖編みは2目です
>>20周の終わりではつなぐまえに、ループの部分を編みます
19~20周目
鎖編み2目で立ち上がり、同じ目に中長編み、続く14目に中長編みを編み、
次の30目に長編み、残りの15目に中長編みを編む。(60)
>>【中長編み15-長編み30-中長編み15】となっています。
>>20周目で長編みの1目めにリングをつけておくと次に便利です。
>>20周目で中長編み15目の1目めにもリングをつけましょう。
最初の中長編みの頭に引抜き編みでつなぐ。
引抜き編みでつなぐ。(60)
立ち上がりの鎖編み2目 |
中長編みを編んでいく 写真は16段目はじめの4目を編んだところ |
中長編みと長編みで正面とループの土台を編みます
>>立ち上がりの鎖編みは2目です>>20周の終わりではつなぐまえに、ループの部分を編みます
19~20周目
鎖編み2目で立ち上がり、同じ目に中長編み、続く14目に中長編みを編み、
次の30目に長編み、残りの15目に中長編みを編む。(60)
>>【中長編み15-長編み30-中長編み15】となっています。
>>20周目で長編みの1目めにリングをつけておくと次に便利です。
>>20周目で中長編み15目の1目めにもリングをつけましょう。
中長編みを15目編んだところ |
下側の緑のリングからオレンジのリングの30目が長編み この写真では最初の目につながっているが、実際にはつながない |
ループの土台を編む
20周目最後の中長編みを編み終わったら、そのまま鎖編み12目編む。最初の中長編みの頭に引抜き編みでつなぐ。
鎖編み12目編んでからつなぐ |
細編みで減らしながら1周編む
21周目
鎖編み1目で立ち上がり、同じ目に細編み、続く14目に細編み。
次の30目を細編み2目1度を15回繰り返し15目に減らす。
残りの15目に細編みを編み、最初の細編みの頭に引抜き編みでつなぐ(45)
>>先ほどの印から印(長編み30目の部分)を全て細編み2目1度を編んで減らします
>>引抜き編みでつなぐときに、さきほどのループは手前に倒しておきます
細編み2目1度 1目めに針をいれて引き出したら、そのまま次の目にも針をいれて引き出す。 針にかかった3つのループを全て引き抜いて完成。 |
細編みの減らし目が完成。 |
最初の細編みにつなぐときにはループを手前に倒す |
すじ編みで1周編んでバスケット本体の完成
22周目
鎖編み1目で立ち上がりすじ編み(奥の半目だけを拾った細編み)を1周編む。
鎖編み1目で立ち上がりすじ編み(奥の半目だけを拾った細編み)を1周編む。
最初の細編みの頭につなぎ、糸を切る。
奥の半目を拾って編むと手前にラインが残る |
最初の目につなぐ |
バスケット本体の完成 |
サリーリボンでふち編みを編みます
ふち編み
20週目の最後の目(鎖編み12目が始まっている目)に針をいれ糸を引き出す。
鎖編み1目のあと、ループの土台を編みくるむように細編みを12~13目編みつける。
次に、22周目の最初の細編みの頭に針をいれて細編みを編む。
そのまま1周細編みで編む。
ループの土台に編みつけた最初の細編みに引き抜き編みでつなぎ、糸を20センチほど残して切る。
ループの足の部分を2本まとめて、残した糸を巻きつけて完成。
この目に針を入れて糸を引き出す |
引き出したところ。 鎖編み1目のあと、細編みをループに編みつけていく |
22周目最初の細編みに針をいれる |
この目につないで糸をきる 右側のは鎖編みの目 |
切った糸をループの根元に巻きつける |
ハンギングバスケットの完成
横から見るとこんな形 |
この部分があるので、中身がうまいこと収まって落ちにくくなっています。
ダイソーのTシャツヤーン10玉入ってます |
ふち編みのサリーリボン |
お読みいただきありがとうございました
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