かぎ針編で作るケーブル編みのボリュームがかわいいハンドウォーマーの編み方を紹介します。
ちょっと複雑そうに見えますが繰り返しなので、一度、編み方をマスターしてしまえばそう難しくありません。極太毛糸を使っているので慣れている方なら片手1時間かからないで編めちゃうかと思います。
動画も用意してみたので初心者の方もゆっくり編んでみましょう!
いるもの
- かぎ針8号
- 極太毛糸(サンプルはダイソーの「洗えるウール100」のマスタード2玉)
- ハサミ
出てくる編み方
- 鎖編み
- 細編み
- 引抜編み
- 中長編み
- 中長編みのすじ編み(奥の半目だけを拾う)
- 長々編みの表引き上げ編み
- 3つ巻き長編みの表引き上げ編み
- 6目のケーブル編み - リンク先の解説記事をご参照ください
ハンドウォーマーの編み方解説動画
YouTubeに動画をアップロードしてありますので、以下のリンクからご覧になってみてください。【1】作り目から本体2段目部分まで-手首から目を拾う
【2】3段目から5段目まで-ケーブルパターンAとBの解説
【3】6段目から7段目-ケーブル編みの後ろに長編みを編む。
【4】8段目-親指の穴を作る。右手バージョン
【5】9段目から13段目-繰り返し本体を編んでいく
【6】14段目と15段目-目を減らす
かぎ針で編むケーブル編みのハンドウォーマーの編み方
手首部分を編む
中長編みで手首の長さまで編んでから輪につなぎます。今回はリブ長さは6目分、手首周りの長さは13段となります。
作り目:鎖編み6目
1段目から13段目まで:
鎖編み6目で作り目をしたあと、鎖1目で立ち上がり同じ目から最後の目まで奥のループ(半目)だけを拾って中長編みを編む。13段目まで編んだところ |
編んだ部分をつなぐ:
編地を2つに折る。1目めの奥の半目と最初に編んだ鎖編みの手前の半目に針を入れ引き抜き編みをする。
次の目からも同じように引き抜き編みでつなぐ。
2つに折ったところ |
矢印の部分に針をいれて1つ目の引き抜き編みをする |
すべてつながったところ |
ハンドウォーマー本体を編む
手首部分から細編みで目を拾い本体部分をケーブル編みと中長編み、細編みで親指の穴を作りながら編んでいきます。1段目:
鎖編み1目で立ち上がり細編みで20目拾う。最初の鎖編みの頭につなぐ。(20)≫手首から目を拾う
つないだ手首部分から細編みで20目拾います。2段分につき3目ずつ拾っていきます。
13段÷2=6 あまり1段
6×3目=18目。残りの1段から2目拾う計算です。
青1本・ピンク2本・緑2本ずつ拾う |
ピンクに針をいれているところ |
緑に針をいれているところ |
3目編めた。次は矢印に針をいれる |
鎖編みのように見える一番上の目(6目め)に編む |
2段目:
鎖編み2目で立ち上がり同じ目から中長編みを段の終わりまで編む。(20)3段目:ここから左右の手で編む順番が異なります
≫左手は手の甲側を先に編んでいき、右手は手のひら側を先に編んでいくことになります。≫ケーブル編み部分は6目で構成されています。手の甲側は、左右細編み2目ずつ+ケーブル編み6目の合計10目となります。
≫ケーブル編みの段+中長編み(&長編み)の段を繰り返していきます。中長編み(&長編み)の段からはケーブル編みの目は拾いません。ケーブル編みは前々段にあたるケーブル編みの足をからすくいます。
- 左手
手の甲側:鎖編み1目で立ち上がり同じ目に細編み、次の目にも細編みを編む。
ケーブルパターンAを6目で編む。続く2目に細編みを編む。
手のひら側:残りの10目に細編みを編み、最初の細編みに引き抜き編みでつなぐ。(20)
左手:ケーブルパターンAのあと細編みを2目編んだところ |
- 右手
手のひら側:鎖編み1目で立ち上がり細編みで10目進む。
手の甲側:細編み2目のあとケーブルパターンAを6目で編む
続く2目に細編みを編み最初の細編みに引き抜き編みでつなぐ。
4段目:
鎖編み2目で立ち上がり、同じ目から段の終わりまで中長編みを編む。最初の中長編みの頭につなぐ。左手の4段目:中長編みを10目編んだところ |
5段目:
- 左手
手の甲側:鎖編み1目で立ち上がり同じ目に細編み、次の目にも細編みを編む。
ケーブルパターンBを6目で編む続く2目に細編みを編む。
手のひら側:残りの10目に細編みを編み、最初の細編みに引き抜き編みでつなぐ。(20)
ケーブルパターンB:手前に倒したところ |
ケーブルパターンBの完成 |
- 右手
手のひら側:鎖編み1目で立ち上がり細編みで10目進む。
手の甲側:細編み2目のあと、ケーブルパターンBを6目で編む
続く2目に細編みを編み最初の細編みに引き抜き編みでつなぐ。
6段目:手のひら側で増目をします
- 左手
手の甲側:鎖編み2目で立ち上がり、同じ目から次の目まで中長編みを編む。
5段目のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある4段目の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)
手のひら側:次の目に中長編みを2目編みいれる。
続く8目それぞれに中長編みを編む。
最後の目にも中長編みを2目編みいれる。(12)
- 右手
手のひら側:鎖編み2目で立ち上がり、同じに中長編みを2目編みいれる。
続く8目それぞれに中長編みを編む。次の目にも中長編みを2目編みいれる。(12)
手の甲側
中長編みで2目編む。
5段目のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある4段目の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)
最初の中長編みの頭につなぐ。(22)
右手:最初の目に2目編みいれたところ |
右手:10目目めに2目編みいれたところ |
右手:手の甲側の長編み6目が編み終わったところ 矢印に中長編みをそれぞれ編んでからつなぐ。 |
7段目:
- 左手
手の甲側:鎖編み1目で立ち上がり同じ目に細編み、次の目にも細編みを編む。
ケーブルパターンAを6目で編む。続く2目に細編みを編む。(10)
手のひら側:細編み12目編み、最初の細編みに引き抜き編みでつなぐ(12)(22)
- 右手
手のひら側:鎖編み1目で立ち上がり、同じ目から合計12目細編みを編む。(12)
手の甲側:細編み2目編み、ケーブルパターンAを6目で編み、続く2目に細編みを編む。(10)
最初の細編みに引き抜き編みでつなぐ(22)
8段目:親指の穴を編みます
- 左手
手の甲側:鎖編み2目で立ち上がり、同じ目から次の目まで中長編みを編む。
5段目のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある4段目の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)
手のひら側:中長編みを9目編み、鎖編みを5目編む。
2目飛ばし、最後の目に中長編みを編む。
鎖編みを5目編んだところ |
9目めの中長編みの根本の目にも針をいれて中長編みを編む。
編み地を回して裏から見ているところ 矢印の3か所に中長編みを編んでいく |
2目ずつ中長編みを編んだところ |
隣にも中長編みを編んだ |
先ほど編んだ1目めの中長編み(下の写真の矢印)に引き抜き編みでつなぐ。
段の最初の中長編みに引き抜き編みでつなぐ。
細編み5目で編みくるんだところ |
- 右手
手のひら側:鎖編み2目で立ち上がり、同じ目に中長編みを編む。
鎖編みを5目編む。2目飛ばし、次の目に中長編みを編む。←4目めの中長編みとします
編み地を回転させて、今、編んだ中長編み(4目めの中長編み)の根本の目と飛ばした2目それぞれに裏側から針を入れて中長編みを2目ずつ編む。
向きをもとに戻し、鎖編み5目を細編み5目で編みくるむ。
4目めの中長編みに引き抜き編みでつなぐ。
続けて8目中長編みで進む。
手の甲側:中長編みを2目編む。
5段目のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある4段目の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編み、最初の中長編みの頭につなぐ。
9段目(と13段目):ケーブルパターンB
- 左手
手の甲側:鎖編み1目で立ち上がり同じ目と次の目に細編み。
ケーブルパターンBのあと細編み2目を編む。(10)
手のひら側:中長編みで14目編む。(14)(24)
親指の穴を編みくるんだ細編みにも1目ずつ編む |
それぞれに細編みを編んだところ |
- 右手
手のひら側:鎖編み2目で立ち上がり同じ目から中長編みで14目編む。(14)
手の甲側:細編みで2目進む。
ケーブルパターンBのあと細編み2目を編む。(10) (24)
10段目(と12段目)
- 左手
手の甲側:鎖編み2目で立ち上がり、同じ目から次の目まで中長編みを編む。
前段のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある前々段の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)
手のひら側:中長編みを14目編み、最初の中長編みの頭につなぐ。(14) (24)
- 右手
手のひら側:鎖編み2目で立ち上がり同じめから中長編みを14目編む。(14)
手の甲側:続けて中長編みを2目編む。
前段のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある前々段の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)
11段目:ケーブルパターンA
- 左手
手の甲側:鎖編み1目で立ち上がり同じ目と次の目に細編み。
ケーブルパターンAのあと細編み2目を編む。(10)
手のひら側:中長編みで14目編む。(14)(24)
- 右手
手のひら側:鎖編み2目で立ち上がり同じ目から中長編みで14目編む。(14)
手の甲側:細編みで2目進む。
ケーブルパターンAのあと細編み2目を編む。(10) (24)
12段目:
10段目と同様に編む。
13段目:ケーブルパターンB
8段目と同様に編む。
14段目:手のひら側で目を減らします
- 左手
手の甲側:鎖編み2目で立ち上がり、同じ目から次の目まで中長編みを編む。
前段のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある前々段の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)
手のひら側:中長編みで2目進む、
次の2目で中長編みの2目一度(手のひら側の3番目と4番目)
中長編みで6目進み、次の2目で中長編みの2目一度(手のひら側の11番目と12番目)
最後の2目にも中長編みを編み、最初の中長編みの頭につなぐ。(-2)(12)(22)
右手
手のひら側:鎖編み2目で立ち上がり、同じ目から中長編みを2目編む。
次の2目で中長編みの2目一度(手のひら側の3番目と4番目)
中長編みで6目進み、次の2目で中長編みの2目一度(手のひら側の11番目と12番目)
続く2目にも中長編みを編む。(-2)(12)
手の甲側:中長編みで2目進み、前段のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある前々段の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)(22)
≫ケーブル編みの部分の6目で3回、細編み2目一度を編んで減らします。
その際にケーブル編みの目と前段の長編みの目の両方に目をいれて綴じながら減らすことになります。
左手
手の甲側:鎖編み1目で立ち上がり、同じ目から細編みを2目編む。
ケーブル編みの部分の6目で細編み2目一度を3回繰り返す。
次の2目でも細編み2目一度を編みます。次の2目に細編みを編む。(-4)(6)
手のひら側:細編みを12目編み、最初の細編みの頭につなぐ。(12)(18)
右手
手のひら側:鎖編み1目で立ち上がり、同じ目から細編みを12目編む。(12)
手の甲側:次の2目で細編み2目一度。
ケーブル編みの部分の6目で細編み2目一度を3回繰り返す。
次の2目に細編みを編み最初の細編みの頭につなぐ。(-4)(6)
≫左手と減らす位置が対象になっていませんが編み地が右向きに斜行しているためです。
完成!
中長編みで6目進み、次の2目で中長編みの2目一度(手のひら側の11番目と12番目)
続く2目にも中長編みを編む。(-2)(12)
手の甲側:中長編みで2目進み、前段のケーブル編み部分を前に倒し、後ろ側にある前々段の中長編み6目それぞれに長編みを編む。続く2目に中長編みを編む。(10)(22)
15段目:手の甲側で目を減らします
≫ケーブル編みの部分の6目で3回、細編み2目一度を編んで減らします。
その際にケーブル編みの目と前段の長編みの目の両方に目をいれて綴じながら減らすことになります。
ケーブル編みの頭と前段の長編みの頭の両方に針をいれる |
左手
手の甲側:鎖編み1目で立ち上がり、同じ目から細編みを2目編む。
ケーブル編みの部分の6目で細編み2目一度を3回繰り返す。
次の2目でも細編み2目一度を編みます。次の2目に細編みを編む。(-4)(6)
手のひら側:細編みを12目編み、最初の細編みの頭につなぐ。(12)(18)
ケーブル編みの1番目と2番目それぞれから糸を引き出したところ。 ケーブル編みの頭と後ろの長編みの頭の両方を拾う。 |
右手
手のひら側:鎖編み1目で立ち上がり、同じ目から細編みを12目編む。(12)
手の甲側:次の2目で細編み2目一度。
ケーブル編みの部分の6目で細編み2目一度を3回繰り返す。
次の2目に細編みを編み最初の細編みの頭につなぐ。(-4)(6)
≫左手と減らす位置が対象になっていませんが編み地が右向きに斜行しているためです。
完成!
ケーブル編みのハンドウォーマーの完成 |
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