モザイク編みの編み図では繰り返しの模様が多く使われています。
ほとんどの編み図では何目x何段が繰り返しの単位になっているかの記載がありますので、編み図をよく確認してみてください。
オーバーレイモザイククロッシェの編み方 を先にご確認ください。
編み図から繰り返しの部分を見つける
平編みの編み図の場合には左右に繰り返しとは関係のないマス目が記載されていることも多くあります。
「わ」に編んでいく時には、編み図の中から繰り返しになっている場所がどこかを見つけます。
この上の編み図の場合は、2~9目の8目分X1段目~9段目の9段分=8x9マスの部分が繰り返しになっていることがわかると思います。
下の画像が繰り返しの部分を切り出したものです。
この一部分だけを見ると心配になるかもしれませんが、この8目x9マスを繰り返し編むことで作品が仕上がっていきます。
この場合、作り目は8の倍数、仕上がり段数は9の倍数の作品が編めるということになります。
さっそく「わ」に編みながらサングラスケースを編んでみましょう。
今回は横に5回(8x5=40目)、縦に4回(9x4=36段)繰り返す作品です。
モザイク編みで編むサングラスケース
使用糸:セリアトロピカルコットン 青と黄色 各1玉
使用かぎ針:5号
綴じ針
お好みのボタン
出てくる編み方
- 鎖編み
- 細編み(奥の半目を拾う細編みを単に「細編み」と表記します。)
- 長編み(2段下の同色の段から残っている手前の半目を拾う長編みを単に「長編み」と表記します。
- バック細編み
ルール:
段の終わりでは糸を切らずに引き抜き編みでつなぎ、次の段で使う色の糸を引き出して編む。
下で説明する「つなぎかた」でつなぐ。
使わない糸は編みくるんでも編みくるまなくてもよい。
(今回のサンプルは編みくるんでいません)
1段目・3段目・5段目・・・奇数段が「黄色」
2段目・4段目・6段目・・・偶数段が「青色」
つなぎかた:
編地の内側(筒の内側)から、段の1目めの頭に針をいれてループを引き出す。
針を外す。
引き出したループに表側から針をいれ、次に使う色の糸を引き出す。
糸を引き、軽くしめる。
立ち上がりの鎖編みを編んだところ |
鎖編み1目で立ち上がり、同じ目から編み始める。
繰り返し方法:
編み図の8x9を、横に5回、縦に4回繰り返します。
作り目は8x5=40目、模様編み部の必要段数は9x4=36段になります。
編み図:
編み方
作り目:黄色
鎖編み40目編む
1段目:
鎖編み1目で立ち上がり、すべての目に鎖編みの奥の半目を拾う細編みを編む。
最初の細編みの頭につなぐ。
2段目~36段目:
編み図と繰り返しのルールに従い編む。
37段目:
バック細編みで1段編む。最後の目を編んだら綴じ針で最初の目に繋ぎ糸始末をする。
最初の目に通して糸始末をする |
仕上げ:
◆編地を裏返し中表にして巻きかがりで綴じる。
≫糸はサングラスケースの幅の4倍ほどの長さに切ると縫いやすい。
中表にしたところ。 作り目の鎖編みのループを両方拾ってかがる。 |
写真は見えやすいように青を使っています。 |
◆ループ
鎖編みを編みすべての目に引き抜き編みをしたものをループとして使う。
編み地の内側に縫い付ける。
鎖編みに引き抜き編みをしたもの。 |
縫い付けたところ |
◆ボタン
好みのボタンを縫い付ける
完成です。
モザイク編みのサングラスケース |
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